目次
PART1 メンタル強化の基本戦略
第1章 ストレスは軽減できる
第2章 ストレスは味方になる
第3章 失敗や挫折を最高の武器にする
第4章 内向的な自分の才能を開花させる
PART2 メンタル強化の基本メソッド
第5章 マインドセットを変える
第6章 記録をとる
第7章 孤独な時間を守る
第8書 コア・パーソナル・プロジェクトを見付ける
第9章 瞑想でメンタルの基礎体力を鍛え
書評
この本を手にとったキッカケは、まず私自身が新しい職場で働き始めて間もないというタイミングだったことと、Daigoさんに興味を持ち始めていたことです。
入社して間もない頃はちやほやされていたけど、そんな期間はすぐ終わり、上からの圧力にストレスを感じ始めていた。
仕事のある日、その前夜は鬱々として過ごしたくない。清々しい気持ちでいたい。
そのためにはどうすればいいのかということでこちらの本を選びました。
Daigoさんについては昔からテレビで魔法(手品とも言う!)をやる人というイメージしかなかったんだけど、たまたまYoutubeで動画を見つけて、心理学や脳科学の話をされているし、そっちのジャンル好きだしで、もっと知りたいという関心も強くありました。
で、本の内容について、最初の1~2章は知っている心理学の研究の話もあったので、なーんだ本はそんなに面白くないかもと思い、ちょびちょび読み進めていました。
この本は内向的な人を応援する本(私は勝手にそう思ってます。笑)でもあるので、それについて話が深まっていくのは3章辺りからなんです。
私自身、自分のことは内向的よりやや外交的かなぁと思っていましたが、この本を読んでいると、内向的な人の悩みとか傾向とか納得できることが多いんですよねぇ!
本の中の診断でも内向的な傾向が高いことが分かりました。
- 確かに自分は外に出るより、家にいる方が好き。(人がいっぱいいるところに行くと疲れるから。)
- カフェで勉強するのは、人と人との距離が近いし、人の下らない話とかどうしても耳が拾っちゃって集中できない。
- パートナーには色んなパーティーに行って友達を作ろうと言われるけど、興味が湧かない。
- 人嫌いではないけど、一人の時間が多くないと息がつまる。
でも、そんな自分を内向的だと思ってなかったんですね~。
つまり、自分をやや外交的だと判断して、無理して外交的に振る舞わなきゃいけない環境にいたってことなんです。
それってとってもストレスになりますよね。だって元々外交的じゃないから。
でも、「引きこもりはいけない!もっと外交的にならねば!」ってことをDaigoさんは言ってません。
内向的な人が内向的なライフスタイルを送っているからこそできる才能を開花させるために、自分のライフスタイルを守りましょうってことを言ってます。
無理して外交的にならなくていいんだそうです。
とは言え、組織で働いていたら守るにも限界があります。
そういう時にストレスを味方につける考え方が第2章であります。
これは以前他の心理学の本で読んだことがあったのですが、どうやっても私情とかプライドが邪魔してストレスを味方につけられないことがあり、この考え方は私にとってはビミョーでした。
でしたが、PART2 メンタル強化の基本メソッドで、考えるだけじゃなくて、もっと行動的に、時には体を使うエクササイズもありきで、どうしたらポジティブに考えられるのか、を教授してくださっています。
しかもめっちゃ簡単です。
どのくらい続けたらどのくらいの結果が出るのかというデータもあるので、失敗を恐れがちな人にとってはこういうの嬉しいですよね。
私はパートナーにも、家によくいることを心配されていました。
私としては、家の外が自然で溢れていたら毎日でも外に出る。
でも今の場所は朝でも昼でも夜でも人で溢れていて、街はゴミだらけ。
だから外に出たくないんだと主張していますが、彼は私を“引きこもり”と言います。
でも、この本を読んで、私が今していることは間違ってないな、自分にとって良いことをしているなと前向きに思えるようになりました。
おすすめしたい人
- 人付き合いが苦手な人
- 一人時間が好きな人
- 失敗を恐れてなかなか行動できない人
- 友達は気の合う人だけでいい、多いから良いってわけではないと思っている人
- 学校や職場などのコミュニティで感じているストレスをどうにかしたいと思っている人
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