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マンガで身につく多動力

本の目次


プロローグ 自分の時間を取り戻せ

第1章 仕事を選ぶ勇気

第2章 原液を生み出す人間

第3章 バカと小利口

第4章 人生の目的

書評


予想していた以上にホリエモンのCrazyな発想に笑ってしまった。(←尊敬する意味で)

 

ただ、Crazyと思ってしまうのは、私の中にも世の中の常識が根強く存在しているからだろうと思う。

 

 

 

自分も会社で無駄な習慣を続けている上司に反発をしたことがあった。

 

最終的には私の方が煙たがられるような形で会社を後にした。

 

 

そんな社会にはウンザリだという気持ちが強く、自分もそっち側(ホリエモン)にいる人間だと思っていたけど、そうではないことに改めて気づき、そんな自分にちょっとウンザリした。

 

 

あぁ自分もどちらかというと、古い習慣を続けている上司側にいたんだなぁと。

 

 

それを強く実感したのが、本を読んでいて、思わず「ホリエモンの言うことは解る!!でも・・・・!!」みたいに思ってしまうことが多々あったこと。

 

 

 

「解る!!でも・・・!」って言うの本当の意味は、貴方の意見は正しいと理解しているのに、それを認めることができないということ。

 

 

なぜ認めることができないのか?

 

 

それは今まで自分が正しいと信じてきたことに、多大な時間やお金を費やしてきたから。

 

 

 

今まで頑張って築いてきたものを無価値なものだと言われ、それを受け入れ、それを捨て、再びゼロからやり直すということは勇気がいる。

 

 

 

「今までの自分は何だったんだよ!」ということに気付かされるのだ。

 

その、今での時間が長ければ長い人ほど大変になる。

 

 

 

だけど、どうすればいいかは、解っている

 

後はやるか、やらないか

 

 

本に“Just do it"という実践ワークがある。

 

 

変わりたい人は、四の五の言わずにやれと。

 

「でも~、でも~、でも~、」と自分の生き方を正当化しようとしても、現状は変わらない。

 

 

社畜と呼ばれる人達には理解できない話がオンパレードかな。

でも、そういう人達が自分の現状に満足していたとしても、良い刺激になってくれる本だと思う。

 

マンガの中には社畜の古株も出てくるから、社畜と気付いていない人も、自分の状況と重ねることができて心動かされるのではないかと思う。

 

 

30代以上の人たちはすんなり共感できなくとも、必ず良い刺激になるだろう。

30より下の人たちには勇気を持たせてくれる本になるだろう。

おすすめしたい人


  • これからどうやって生きていけばいいのかと不安になっている人。
  • 老若男女、社畜、未社畜問わず。
  • 頭がかたくなっちゃってる人。
  • 自分のやりたいことをしたい人。
  • 自分の会社を持ちたい人or上司が欲しくない人。

 

著者プロフィール・堀江 貴文さん(ホリエモン)


1972年、福岡県生まれ。 SNS media&consulting株式会社ファウンダー。

現在は宇宙ロケットの開発や、スマホアプリ「TERIYAKI」「755」「マンガ新聞」のプロデュースを手掛けるなど幅広く活動を展開。有料メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」は読者1千万の規模に。

2014年8月には会員制のコミュニケーション「堀江貴文のイノベーション大学校」をスタートした。

近著に『すべての教育は「洗脳」である』、『多動力』、『東大から刑務所へ』(井川意高氏との共著)など。

堀江貴文さんのHPとTwitter

漫画家


【漫画原作者・星井博文さん】

1977年、大阪府生まれ。2006年ヤングジャンプデビュー後、ビジネス誌、青年誌、歴史本など幅広く原作を担当する。

著作には『まんがでわかる伝え方が9割』『マンガでわかる!マッキンゼー式ロジカルシンキング』『ウォルト・ディズニー(コミック版世界の伝記)』など多数。

 

【イラストレーター・三輪亮介さん】

1983年、千葉県生まれ。立教大学出身。

2011年『Heart'sKnock』で小学館新人賞を受賞し、2012年アフタヌーンにて『あたたかい雪』でデビュー。

エンタメからビジネスコミックまで幅広く活躍中。

『マンガで学ぶスポーツコンプライアンス』(公益財団法人日本財団パラリンピックサポートセンター)では、選手や指導者からわかりやすいと好評を得る。